介護職員のプロフェッショナルの12つの能力とは?

介護職員のプロフェッショナルの12つの能力とは?について介護業界12年在籍。訪問介護事業部で管理者総務部事務長補佐のrunが詳しく解説していきます。

今回も介護の現場で働く介護職員向けの記事になっています。まずは、介護職員として身に着けて欲しい内容になっています!

介護のプロフェッショナルとなり、リーダー生活相談員にステップアップの役に立つように書いていきたいと思います。

①生活援助

生活援助とは?
利用者様が自身で家事を行うことが困難な場合に、介護職員が日常生活の家事(掃除、洗濯、調理など)を利用者様に代わって行います。メインの5つを挙げます。

掃除:ゴミ出し・居室内やトイレの掃除
ベッドメイク:シーツや布団カバーなどの交換
調理:調理・配膳・後片付け(皿洗い)
衣類の整理・夏物や冬物の入れ替え・洗濯した衣類をしまう
買い物・薬の受け取り・買い物代行

生活援助は単なる家事代行サービスではなく、利用者様本人の自立を支援する目的で行われています。

介護歴12年目 run
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大学時代に実家にいた男性にとっては生活援助は普段やらないことばかりで、

失敗の連続でした。でも、やっていくうちに必ず出来ます。諦めないで!

②身体介護

身体介護とは?
利用者様の体に触れて行う介護サービスと厚労省の定義されています。日常生活に必要な動作(ADL)を利用者様の体に触れて生活をサポートすることです。メインの8つを挙げます。

歩行介助 ベッド・車椅子・トイレ・車などの移乗の介助
起床・就寝介助 下着・衣類の着脱介助
排泄介助 トイレへの移乗、オムツ交換、陰部の清潔などの介助
食事介助 嚥下障害の方への流動食の調理、食事環境のセッティング、食事の介助
入浴介助 シャワー浴、浴槽浴、清拭、手浴及び足浴、洗髪などの介助
整容介助 歯磨きや口腔ケア髭剃り(電動髭剃り)・手足の爪きり
通院・外出介助 通院・日用品の買い物や選挙の投票などでの外出の介助
服薬介助 服薬の準備や確認
介護歴12年目 run
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runも最初は、全くできませんでした。大事なのは、自分に合った介助方法

と介助をやればやるだけ自分の経験になり自信に繋がります。

③チーム力とリーダーシップ

チーム力とリーダーシップとは?
他の職員と協力し、チームを率いる能力です。医療や介護の現場では個人のスキルだけでなく、チームワーク力も大切だからです。

看護師理学療法士ケアマネージャーなどの他職種と連携をして仕事を行ないます。
それぞれの職種と連携をとることによって情報が豊富になります。その3点を挙げます。
介護面だけはなくなる
医療的ケアに繋がる
③介護士の負担の軽便できる介助

利用者様や利用者様に関わる他の専門職としっかり連携がとれていないと、チームワークが発揮できません。
質の良いサービスを提供するには3つが大切になっています。

情報共有の大切さ
②医療・介護のサービス向上
③スタッフの抱える悩み軽減・業務効率化
介護士は、どうしてもチームで動いていくので、コミュニケーションが大切になってくるので、リーダーシップや率先力があると出世しやすいです。
介護歴12年目 run
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チームワークの強い施設は、従業員が定着率が良く、働く楽しさや利用者様への寄り添いが上手い職員が多いです。よりよい相乗効果に繋がります。

④伝達力

伝達力とは?
必要な情報を適切に伝える能力です。「訴え」→「事実・現象」→「背景要因」のステップで現状を確認していくとわかりやすいです。

現状の確認の際には、次の点に留意しましょう。
事実を確認する
②さまざまな背景要因から想像力を働かせて相手の思いを察していく。
③相手の頭に思い浮かんだ考えをチェックする。
④相手の言葉(訴え)や相手の声のトーンや話し方に注意を払う。
聞き手が受ける影響(思い込みにつながりやすい)も考えていく。
最初は、難しいかと思われるかもしれませんが、意識付けと利用者様と関わっていくのが大切になります。プロフェッショナルに近づきます。
介護歴12年目 run
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伝達力はとても重要です。介護業界では、苦手な方が多いかと思いますが、諦めずにやってみましょう。runも苦手でしたが克服できました。

⑤調整力

調整力とは?
介護における調整力とは、様々な意見をまとめる能力です。問題を解決するというよりは、様々な場面での連携を求められることが多くあります。3つ挙げていけます。

①利用者様のニーズに応じて適した介護サービスを提供する
②利用者様や職員同士のコミュニケーションの回数を増やす
③相手の潜在的なニーズを読み取ることができる

問題を解決するために密接に連絡を取りながら調整していく力が求められます。runの今までの経験でとても大事だと感じました。

介護歴12年目 run
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管理者や生活相談員になるにはこの調整力が大事になっています。ステップアップを望むなら、現場介護士・ケアマネジャー・本部との調整が重要になってきます。

⑥記録力

記録力とは?
支援内容や利用したサービス内容を客観的に記録する能力です。

介護記録とは、介護事業者が介護サービスをご利用者に提供した際に内容やご利用者の健康状態反応などを記録したものです。

介護記録の目的は、以下の5つです。

①介護職員間の情報共有
②利用者やご家族とのコミュニケーションを深める
③法的な証拠としての役割
④質の高い介護サービス提供に役立つ
⑤職員のみがきや深めることに活用
介護記録においては、SOAPを用います。
SOAPでは「Subjective(主観的データ)」「Objective(客観的データ)」「Assessment(アセスメント)」「Plan(介護計画)」の4項目について記録を取ります。
Subject(主観的データ)利用者様の自覚症状
Object(客観的データ)測定で得られたデータ・数値・バイタルサイン
Assessment(アセスメント)主観的データ・(客観的データ)で得た情報を分析・考察する
Plan(介護計画)利用者様にあったケアを提供
看護師が使う書き方ですが、介護でも用いられる場面が増えました。よりよい記録を書いてくれる介護士が多いので助かっています。
介護歴12年目 run
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runは、記録の書き方に苦戦しました。記録の上手いスタッフの記録や看護師の記録を見て分析したり、管理者に見てもらっていた時期がありました。

⑦服薬介助

服薬介助とは?
介護士さんが利用者さんの服薬をお手伝いする行為を指します。介護職員ができる服薬介助を5選の説明します。介護職員だから服薬確認しないのでは、ないのです。

①薬の準備や服薬の声かけ
飲み残しの確認
嚥下の確認
④どの薬をいつ飲むか
何回飲むかという伝達と種類
それを怠ると誤薬や飲み忘れなどが多発するので、大事な役目です。看護師に任せではだめなのです。
次に介護士ができる代表的な医療的ケアは以下の4つ挙げていきます。
爪切り
湿布の貼り付け
③薬の内服の介助
④目薬の点眼
介護歴12年目 run
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介護士だからやってはいけないと勘違いしている職員がいますが、

今回の介護士ができる医療的ケアで覚えて欲しいので書きました。

⑧気付き力

気付き力とは?
些細な変化を察知する能力です。

介護職員は、日々利用者の身体や気持ちの変化に気づき対応していく必要があります。利用者の中には、自分から口で伝えることが苦手な方もいるので、介護職員が「観察眼」を養って、変化に気づけることが大切です。ヒントになる3選を挙げていきます。

①人に対してしっかりと観察をし洞察する
客観的な視点で物事を考える
仮説を立てて行動する

突然体調が悪くなっていたり、薬が変更され副作用が出ていたりすることがあります。そのような場合にすぐ対応できるよう、自分が見ていないところで変化があったかどうかの情報交換を、日ごろから行う習慣を持つことが重要です。

介護歴12年目 run
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この気付きが1番大事なポイントです。介護職員のプロフェッショナルとして身に付けることができるかが、分かれ目です。

⑨想像力

想像力とは?
結果を予測する能力や
相手になりきって考える想像力が大切です。

①結果から考える
②今後どのような症状が出てくるか
③世界感を否定しないこと

その創造力が気付きになるとrunの経験から感じます。介護業務も大事ですが、利用者様が何を考えているかを想像しながら、同時に考えて業務に入って下さい。

介護歴12年目 run
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想像力こそが他の職員との差別化に繋がります。この部分を忘れがちで業務優先になっている介護職員がいます。あくまで利用者様優先です。

役職についている方はこの想像力があるように感じます。

⑩探求心と好奇心

探求心と好奇心とは?
常に学び続ける姿勢です。介護においてはどう言うことになるのか?2選を挙げます。

①日々のケアで創意工夫
②さまざまな分野から情報を収集する(病歴や要介護度)

自らの学びを深めようとする姿勢です。自身が知らない事面白いことなどに興味を持つ事から始めましょう。 そして実際に、それを知るために行動力です。

介護歴12年目 run
介護歴12年目 run

介護業界の良い所は、自身の能力が認められると役職のポストを用意してくれます。そのために探求心を持って下さい。

⑪判断力と行動力

判断力と行動力とは?
適切なタイミングで支援を行う能力です。判断力を鍛えてるとよい点が3つあります。

①介護現場で起こる様々な問題解決
②スピーディにかつ正確に問題解決
③コミュニケーションの活性化

資格の勉強をして実務者研修を取得すると訪問のサービス責任者になれるチャンスも巡ってきますので、行動を起こしましょう。

介護歴12年目 run
介護歴12年目 run

介護業界において行動力は武器になります。runも行動力があったお陰で順調に出世しエリアマネージャーになりました。

⑫認知症の対応

認知症ケアは、本人がその人らしい生活人生を全うできるように支えていくことです。そのためにも認知症を正しく理解して、自分だったらどう生きていきたいかを考えながら、認知症の利用者様への支援を行うことが重要です。

そのために認知症の方に接するときは、本人の心情に寄り添いながら3つのないを心がけましょう。
①驚かせない
②急がせない
③自尊心を傷つけない
介護業務で焦りがちになりますが、コミュニケーションや利用者様への関わり方を考えていきましょう。
介護歴12年目 run
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認知症に特化した資格もあるため、興味のある資格から取得してみればいかがでしょうか?深みが増します。

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