「介護の仕事やってみたいな…、私向いているかな…」と思っているそこのあなた!
介護技術、知識を知らないと続かないのではと不安な気持ちがあるのではないでしょうか。
ここでは介護職に向いている人17選をご紹介します。
知識や技術は後から学べばいいのです。
はじめてみたいあなたの「性格の特徴」が入っているかもしれません。
少しでも「介護」に興味があるのならぜひ、読んでみてください。
1.人と関わることが好きな人
人と関わることが好きな人は介護に向いています。
たとえば、在宅での生活援助の場合について説明します。
掃除や買い物などの支援についてもただ、手伝えばいいわけではありません。
援助する方の好きな食べ物、物の置き方のこだわりなどを他のスタッフと情報を共有しケアを行います。
他の事業者や家族、スタッフなどとの対面での情報共有は少ないかもしれませんが円滑に進めるためお互いのことを信頼しあい伝え合うことが大切です。
また、ケアマネージャ―には状態の変化など詳細な報告も行います。
なので、人と関わることが好きな方には向いている職業といえるでしょう。
意外と介護職は人見知りの人も多いんですよ。繊細さを持ち合わせている人は慣れるまで時間はかかるかもしれませんが相手の気持ちが分かるともいえるでしょう。
2.コミュニケーション能力が高い人
コミュニケーション能力が高い人は介護職に向いています。
たとえば、言葉が上手く発せない方からの気持ちを汲み取る為のコミュニケーション方法は顔色、表情、その日のご様子から感じとります。
そのような方に言葉で伝える、目線を合わせる、触れる、紙に書く、映像を見せ説明をします。
お互いの気持ちや説明をするために様々工夫が出来るひとがコミュニケーション力が高いと言えるのではないでしょうか。
「私はコミュニケーション力が高い」と言い切るのは、自信がないと思う方も多いのでは。
ただ、「おしゃべりが上手ではない」と思っている方はコミュニケーション力が低いと自己評価する必要はありません。
ゆえに、気持ちが通い合う為の努力は出来そうだと思える方はコミュニケーション力はあると自覚をもって良いのではないでしょうか。
コミュニケーション能力も後から身につけられるのではないでしょうか。また、人と触れ合う中で新たな自分のアピールポイントが見つかるかもしれませんよ。
3.高齢者に丁寧に対応できる人
丁寧な対応ができる人は介護に向いていると言えます。
私たちにとって、高齢者の方はほとんど目上の方になるでしょう。
そして、現在、介護が必要になっている方たちは昔は何でも出来ていた方たちです。
今は不安と申し訳なさでいっぱいな気持ちでいる方が多くいらっしゃいます。
私たちは昔の礼儀について知らない事が多くありますが、丁寧な対応は好感を持ってもらえます。
たとえば、お話しをするとき、聞こえる方の耳のそばでゆっくりと相手が納得できるまでお話をします。
聞こえない、分からない世界は私たちが思っている以上に不安です。
なので、丁寧な対応ができる方は介護職に向いていると言えます。
丁寧な所作や言葉遣いはいつまでも変わらず持ち合わせたいものです。
4.明るくて元気な人
明るくて元気な人は介護職に向いています。
日常生活の中で登校中の小学生に「おはようございます」と笑顔で元気に挨拶されると思わずこちらも元気に挨拶をした経験はありませんか?
明るさや元気な雰囲気は周りに影響して空気感が変わることは良くありますよね。
介護職に限らず明るくて元気な人はムードメーカ―になり気持ち良い環境にしてくれるのでどこでも重宝されるのではないでしょうか。
特に介護職の場合は直接高齢者に関わる仕事なのでむすっとした表情でいられるよりも笑顔でいてくれる人は好かれる傾向にあります。
また、認知症の方は表情で気持ちを感じ取ることは多くあります。
気持ち穏やかな明るい表情には認知症の方は自然に話を聞いてくれる傾向がみられます。
また、人間なので情緒はありますよね。
笑顔は大切ですがその場の空気感も読み取れるとよいのではないでしょうか。
なので、明るく元気な人は介護職に向いているといえるでしょう。
明るい笑顔は最大のアピールポイントです。絶対的な安心感を持ってもらえますよ
5.健康で体力に自信のある人
健康で体力に自信がある人は介護職に向いています。
何事も健康であることは基本ですよね。
介護職も健康と体力は必要な仕事といえます。
なぜならば、動けない方のお手伝いが多いからです。
排泄介助、入浴介助、移動、移乗介助など体力がないと難しいといえるでしょう。
でも、最初から全部できなければ介護職は無理だと思う必要はありません。
移乗、移動介助や暑い夏場のお風呂介助はなかなかの体力勝負であることは間違いありません。
けれども、最初から出来ている人はいないのも事実です。
周りの方のサポートが必要となりますが頼りになる先輩たちに指導を頂きながら習得していけばよいでしょう。
また、仕事をこなせる体力だけが必要とも言い切れません。
なぜならば、高齢者は体力も低下し出来ない動作が増えている方々です。
体力がない、身体が弱い辛さも共感できる力は必要です。
健康で体力があると弱くなってきた気持ちに寄り添う事は難しいと言えるでしょう。
つまり、健康で体力に自信がある人は介護職に向いていますが、なくても後から体力をつけていけばよいともいえるでしょう。
介護は大変な仕事ではありますが喜んでくださると何物にも代えがたい充実感もありますよ
6.責任感がある人
責任感がある人は介護職に向いています。
どんな仕事であっても責任感は必要でしょう。
介護職にあってもそれは同じといえます。
けれども、他の職業よりも責任感はより必要といえるでしょう。
なぜなら、人一人の生活や暮らしに関わっている職業であるからです。
また、何か病気やケガの兆候をいち早く気付けるところにいるのが介護職です。
ご自身で痛みや辛さが訴えられない分気付きも必要といえます。
たとえば、左側に麻痺があり右手しか使えない方がいるとしましょう。
麻痺のある方が痛みなどを感じることが鈍い場合もあります。
左手がやや赤みがあり腫れていたのに気が付かなかった。
もちろん、痛みに鈍いのでご自身では気付かない為でもあります。
これが虫に刺されて赤くなっていたのか、どこかにぶつけてケガをしていたのか、熱感があり他の病気の可能性があったのか、理由ははっきりとは分からない状況です。
けれども、関わっていたことで早期発見し病院受診などの対応ができます。
もちろん、すべてが自分の責任であると追い込む必要はありませんが、高齢者に対して大切にしたいという気持ちの責任を持てる人は介護職に向いていると言えます。
介護は一人ではなくチームで仕事をします。情報の共有を意識してお一人を大切にできるケアをしたいものです。
7.介護の知識を技術に興味がある人
介護の知識と技術に興味がある人は介護職に向いていると言えます。
なぜなら、積極的な姿勢は周りの人に好感を持たれることは間違いありません。
また、興味のあることであれば、勉強したり調べたりすることも苦になることなく続けられますよね。
昔の人は「好きこそものの上手なれ」といいましたが、興味のあること、やってみたいことであれば続けることも容易ですし、周りの方からも評価されやすいことは間違いないでしょう。
なので、介護の知識や技術に興味のある方は介護職は向いていると言えます。
病気や薬の副作用、介護の方法、介護保険の内容など身につけたい情報はたくさんありますね。
8.冷静な判断が出来る人
冷静な判断ができる人は介護職に向いているといえるでしょう。
なぜならば、冷静な判断は常に必要な職業であるからです。
居宅であれば一人で介護をするのが通常ですし、施設介護に合っても夜勤業務など行う場合は一人で判断する機会が多くみられます。
たとえば、一人で高齢者のお宅に向かい、いつもと違う要望があったとしましょう。
ケアプランにのっとり支援しているので何でも希望通りにお手伝い出来ないルールも存在します。
事業所に連絡しどうしたらいいのか確認したり、今は出来ないことを説明しなるべく早く叶えられるような手段を講じたりなどの対応が必要になります。
慌てず、思い付きで対応せず、冷静な判断が求められる仕事といえます。
または、施設介護での夜勤の場合を考えてみましょう。
夜間の巡視時に嘔吐の痕を見つけたとします。
嘔吐の痕はベッドの枕元にあり、乾いている。食べ物の残りかすが少しあり色もほとんどなく透明な状態。
ご本人は顔色も悪くなく、静かに呼吸して眠っている。
むやみに高齢者を起こしたりすることなく、静かに体温と血圧を測定し嘔吐の痕を写真に収める。
その後も吐いたときに気管支に入り誤嚥とならないように深く横を向けて、汚れたところはタオルで被せて時間を空けてシーツ類の交換する。
他に夜勤をやっている職員がいれば声を掛け一緒に状況の確認をしてもらう。
次の日の朝、他の介護職員から看護師に報告する。
もちろん経験を積み、知識を身につけることで冷静な判断ができるようになるので最初からこのような対応が出来なければいけないわけではありません。
慌てない事は大切ですが、冷静な判断は介護職に就いてから身につくものでもあるとも言えるでしょう。
冷静は判断はその根拠となる知識や経験が重なり身につくものといえるでしょう。
現場に入って指導してもらえれば出来るようになりますよ。
9.忍耐力がある人
忍耐力がある人は介護職に向いていると言えます。
なぜならば、忍耐力は認知症の方の対応に一番に必要な能力といっても過言ではありません。
たとえば、同じ話を繰り返す方や話を作ってしまい被害的な訴えをする方の場合を想像してみてください。
1日中、繰り返される話の中で、傾聴し話を聞き続けるのは大変なケアです。
まさに忍耐力が必要な職業でしょう。
たとえば、気持ちの切り替えを促す方法です。
やり方はいろいろありますが、お茶やおやつ、散歩へのお誘いや、違う話を振ってみるなどその方に合わせて対応し効果のあったものを皆で情報共有します。
介護職は忍耐力のある方は向いていますが、その後のスキルを身につけることも大切といえるでしょう。
認知症ケアは新たに学習が必要な場面になってくるでしょう。対応する私たちだけが大変ではなく不安でいっぱいなご本人に寄り添うケアが大切ですね。
10.チームで行動できる人
チームで行動できる人は介護職に向いているといえます。
なぜならば、介護は一人だけでなく、他職種で連携して行うケアだからです。
これは、在宅でも施設でも同じといえるでしょう。
今、支援に入っているこの時だけでなくその状態をチームの人たちと情報共有し一人一人の方の生活を支援していくのが介護の仕事といえます。
たとえば、体調や食欲、どんな表情をしどんな話をしていたかなど、詳細な事柄を報告しあい誰が対応しても同じ支援が行えるようにする必要があります。
また、ご本人の希望であり、やって差し上げる方が良いと判断しても自分一人で決めるのは適切とはいいがたいです。
ケアマネジャーに報告、相談し決定してから支援に移るという経過をたどらなければなりません。
なので、チームでする仕事と理解し行動できる人が介護職に向いているといえるでしょう。
ご利用者だけでなく、他のスタッフとのコミュニケーションは大切になりますね
11.人の話を聞くのが好きな人
人の話を聞くのが好きな人は介護職に向いているといえます。
なぜならば、高齢者の中にはあまりおしゃべり好きではなくても、自分のことに興味を持ってもらえるのはうれしい方が多いからです。
耳が遠い事で会話のキャッボールが難しい場合もありますが、相手に伝わるように質問をすれば皆さん自分の話を始めるのもしばしばみかけます。
身体が上手く動かせない方や他の方との交流も好きではない方も職員との会話は楽しんでくださる場合も少なくありません。
また、お元気な方ほど自分の時間を持て余している方もいらっしゃいます。
自分の隣に座ってゆっくりと話しを聞いてくれるのはうれしいものではないでしょうか。
ただ、日々の業務の中でそのような時間をつくることが出来ないのが現実といえます。
なので、人の話を聞くのが好きは人は介護職に向いていると言えます。
てきぱき仕事をこなすことも大切ですが、ご利用者の気持ちをくみ取れる努力が最も重要といえるでしょう
12.観察力がある人
観察力がある人は介護職に向いていると言えるでしょう。
なぜならば、人とのコミュニケーションは言葉だけではないからです。
たとえば、あまり視力が良くなくテレビは観ないと言われていた方がいるとしましょう。
実際にテレビをつけるとテレビの方を向いて熱心に観ている。
また、新聞や雑誌を目の前に置くとめくっている姿をみかけると、見えないから観ないと聞いていた情報とは違うことが分かります。
そして、食事をする際中に鼻水が出るためティシュを側に置いておくが横に置くと自分で手を伸ばさない。
でも、自分の正面で少し遠い所にあるティシュに手を伸ばす姿を見た時、近くても横にあるものは見えにくいことが分かります。
一つでも自由に出来ることを見つけることは介護職にはやりがいをおぼえます。
なので、観察力がある人は介護職に向いているといえるでしょう。
チームで気付きを報告しあってより良い支援にしたいですね
13.思いやりがある人
思いやりがある人は介護職に向いているといえます。
なぜならば、ただ優しいだけでなく相手にとって必要な事柄は伝える必要があるからです。
介護という仕事は相手の望むものをすべて行うのが正解ではありません。
たとえば、軽度の糖尿病の方が毎日コーラ500ml1本を飲みたいと希望したとしましょう。
現在は軽度なままで済んでいますが毎日コーラを飲むことで糖尿病が悪化する可能性があります。
ご本人がそれでも飲みたいというのであれば支援継続をすればいいかもしれません。
でも、年齢的にも若い場合、重度の糖尿病になってからの生活の方がもっと我慢が強いられる状況が想像できます。
今のうちに少しの努力と我慢で重度化を予防できる方法を提案していけるのも必要な支援と考えられるのではないでしょうか。
優しさは時に過ぎてしまうと優しさではないのでは。
思いやりのある介護とは、うれしくない事柄でも相手に助言できることを指すのではないでしょうか。
なので、思いやりのある方は介護職に向いているといえます。
いいずらいことは簡単には伝えられないですよね。信頼関係を築いていくのも大切ですね
14.柔軟な考え方ができる人
柔軟な考え方ができる人は介護職に向いているといえます。
なぜなら、介護には正解がないからです。
そもそも、介護とは人生に関わる仕事といえます。
認知症や高度機能障害などにより正しい判断が出来ない場合もありますが、ご本人が決めていけるよう促し支援する必要があります。
また、支援についても他職種で報告、相談、決定し進めていくものです。
ゆえに正しさや常識などよりも多様性も踏まえて柔軟な思考と理解が必要になるのではないでしょうか。
たとえば、特別養護老人ホームの施設介護では食事は皆さんと一緒に食べているのが通常のケアだったとしましょう。
食事中の見守りが出来ないから皆さんと一緒にリビングで食べて欲しいというのは職員の都合といえます。
見守りが必要であるならば、食事中に声を掛けるなどの工夫をこちら側が配慮すべきでしょう。
今までのケアが正解、通常運転が良いという思考ではなく個人の希望を柔軟に理解する能力が大切といえます。
柔軟な考え方が出来る人は介護職に向いているといえるでしょう。
これからは多様性の時代です。柔軟な考え方は何事にも通じるでしょう
15.メンタルが強い人
メンタルが強い人は介護職に向いているといえます。
ここでは、メンタルが強い人というのは「何でも我慢ができる」とか「打たれ強い」といった意味合いだけではなく、自分の長所も短所も分かっている人のことを指しています。
たとえば、気が短いのが短所であるとすれば、その裏側は思ったことは即実行できると言い換えることが出来るのではないでしょうか。
つまり、自分を知っている人は自分の短所に落ち込むだけでなく、長所としてとらえアピールポイントとして表現できると言えます。
介護の現場ではスタッフだけではなく対利用者との相性の問題も出てきます。
また、自分の得意分野、不得意分野も出てきて大変さを感じることでしょう。
メンタルが強い人とは自分の長所と短所を知っている人。
そして、メンタルが強い人は長所をアピールできるので、介護職に向いているといえるでしょう。
自分の長所を自覚できる人は相手のアピールポイントも理解できるといえますね
16.困っている人を放っておけない人
困っている人を放っておけない人は介護職に向いていると言えます。
高齢者の中には「お願い」したくても自分から職員に言えない人がいらっしゃいます。
たとえば、歩行にややふらつきがあり、シルバーカーを使用している。トイレに行くときの立ち上がりとズボンの上げ下ろしをする時にもフラフラしてしまう時がある。
職員はその方に対して、「トイレに行きたい時はコールを鳴らしてくださいね」とお話ししますがなかなか教えては下さいません。
このように、「お手伝いしますよ、大丈夫ですよ、呼んでくださいね」とお伝えしてもなかなか教えていただけないケースがあります。
こちらも怒るわけにもいかないので、何度もお願いをします。
そして、動き出した時に気づいたらこちらから声を掛けてお手伝いをするように対応を心がけます。
このように、困っているのに自分から言えない方もいらっしゃいます。
介護職は認知症などの病気のためではなく遠慮してしまって訴えられない方の配慮も必要です。
なので、困っている人を放っておけない人は介護職に向いているといえるでしょう。
押しつけがましくない声かけも大切ですね
17.オンとオフの切り替えが上手な人
オンとオフの切り替えが上手な人は介護職に向いているといえます。
なぜなら、私たちも人間で感情があり仕事以外の生活があります。
当然、プライベートで心配事や自身のその日の体調もあるでしょう。
そんな時、家族とケンカをしてイライラしている気持ちを職場に持ち込んで利用者に対してあたってしまったらいかがでしょうか。
その気持ちが相手に通じてしまい不愉快な気分になってしまうのは、現場ではあるあるな場面です。
また、その逆もあります。
職場で職員間のトラブルがあり、そのモヤモヤした気持ちをそのまま家に持ち帰り家族にぶつけてしまうのはどうでしょう。
せっかく、家族団らんでのひと時を険悪なムードで過ごさなくてはならなくなってしまいます。
介護の仕事は常に人と関わりあっています。
感情も一緒に身体と一緒に動くものです。
なので、オンとオフの切り替えの上手な人は介護職に向いているといえるでしょう。
ストレスをためずに長く仕事が続けられることが大切ですね
まとめ
介護職に向いている人17選、説明してきました。
ご自身の性格とあてはまるところはあったでしょうか。
もし、ここに挙げた性格があってもなくても、介護職をやってみたいと思うのであればぜひ、挑戦をしてみてください。
入職する前にお試しの1日体験など行ってくれる事業所もあります。
また、入職して指導してくれる良き先輩たちにも出会えるかもしれません。
実際にはいってみたら「私、向いている、お年寄り大好き!」かもしれません。
ぜひ、介護の世界へ、レッツ、トライ!!
少しでも興味があるのならボランティア活動などで体験するのもおすすめです
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