介護職に若い人はいないって本当?実体験を教えて!について介護業界12年在籍。10月より役職が変わり、訪問介護事業部で管理者兼サービス責任者兼事務長補佐のrunが詳しく解説していきます。
その噂はよく耳にしますよね。若い人が少ないのが本当なのか?ウソなのか?気になる人って多いと思います。
それを今から実体験をもとに話していきます!
ちなみにrunは、絵は眼鏡の女性ですが、休みの日はフットサルに行く30代男性でまだまだ若手の気持ちでやらさしていただいています。
若い人材が少ない理由①本当に若者不足なのか
介護業界には、若い人が少ないとよく言われています。果たしてそれは本当なのか答えていきたいと思います。
その答えはNOです。
図参照
年齢分布(全体) | |
20歳未満 | 0.1% |
20歳以上25歳未満 | 1.6% |
25歳以上30歳未満 | 4.3% |
30歳以上35歳未満 | 7.0% |
35歳以上40歳未満 | 9.9% |
40歳以上45歳未満 | 13.4% |
45歳以上50歳未満 | 13.8% |
50歳以上55歳未満 | 13.1% |
60歳以上65歳未満 | 8.6% |
65歳以上70歳未満 | 4.6% |
70歳以上 | 2.7% |
公益財団法人介護労働安定センター令和3年度「介護労働実態調査」結果の概要について, p.13,図表19
この図のに65歳以上も一定数働いているのがその勘違いさせる要因だと思います。図の通り若者がいますので、安心して下さい。
現場だと20代,30代,40代を中心に活躍しています。
特にデイサービスは、平均年齢が若いです。
若い人材が少ない理由②新卒採用が決まらない
①「シフト制により決まった休暇が取れない」
②「労働が長時間にわたる、夜勤があるなどで生活リズムが整わない」
*環境の変化や不規則な環境をイメージする学生が多いのです。
それを払拭しようと合同説明会では熱弁しています。
介護業界は人間関係が難しそうだと感じて、他の業界に目を向ける学生も少なくないでしょう。
しかし、その対策として5つのメリットが充実しています。
②人気のある生活相談員として採用
③育成における助成金制度や研修制度が充実している
④新卒は、出世のレールがある程度敷かれている。
⑤能力を満たすと経験年数関係なく、役職やポストを用意してくれる
新卒で働くとメリットが多いので、出世意欲が高い人にはオススメです。
runも24歳の時に初めて管理者になりました。
若い人材が少ない理由③中途採用が多い
介護業界の転職理由として最も多い理由は、人間関係に対する不満です。
そのためにも、人間関係の構築に励みましょう。
①介護職は、スタッフと連携する必要がある
②コミュニケーションを取りながら進めていく
③臨機応変な対応が大変
自分の将来の見込みが立たない場合は、スキルアップやキャリアアップを希望しているにもかかわらず、チャンスがないときは転職をしたほうが良いといえるでしょう。
転職しやすい環境だたら、自分の合った施設を選ぶことができる。評価している上司や先輩に巡り合えるチャンスはあるかもしれません。
その要因として、社長や本部役員ではなく、現場の施設長や管理者が評価を下すシステムになっているので、1人または2人しか人事に絡んでいないので独断と偏見と思われても不思議ではありません。
ライフステージの変化、経営方針に対する不満などの不満から転職を検討される方も多いのも事実です。結局は、runは自分がやりたい介護を実現したく、管理者や施設長になりました。
介護福祉士を持っているとどこでも働けるのが強みです。
その影響で中途採用者は多いです。
若い人材が少ない理由④介護士VS看護師
介護士は看護師より、給料が低いのが現実です。介護士は看護師から指示されることが多くそれがかなりのストレスを感じている人も多くはないでしょうか?
②生活からのアプローチをする介護職
特性の違いで優先順位を巡り、衝突する場面をrunは多く見てきました。
②相互の分野や業務を学ぶ姿勢を持つ
仲が良くなると当然働きやすくなります。
歩み寄りが大切です。せっかくの巡り合いに感謝しましょう。
若い人材が少ない理由⑤高齢化社会の影響
介護問題の背景には、高齢者の増加や要介護認定者の増加に伴い、急激に介護士が少なくなったので不足などが挙げられます。
②少子化が進んでいる。
③年々要介護度が上がるので、介護士の負担が大きくなる。
急激な高齢者問題に追いついていけないのが現状です。そのために介護業界では主に6つ積極的に取り組んでいます。
①介護士の基本給や賞与の給料アップ
②外国人やシルバー人材を積極的に採用
③研修中は先輩と同行で援助に入る
④自分の受けたい研修を受けることができる
⑤派遣介護士の導入
⑥ストレス診断テスト・臨床心理士の導入
高齢者社会で大変かもしれませんが、需要や
働きがいがあり、バックアップ体制も充実しています。
若い人材が少ない理由⑥医療的ケアの導入
今までの介護士は、入浴介助やオムツ交換や移乗などの身体的援助・掃除・洗濯などの生活援助がメインでした。介護士の医療的ケア血圧測定、服薬介助の2つでした。
①たんの吸引
②鼻などから管を通して栄養剤を流し込む経管栄養
③ 内服薬服用の介助(急変時のニトロ薬の舌下介助)
④貼り薬(ニトロダーム、ホクナリンテープ)の交換
以下の4つの業務で介護士の負担が増えていているのが原因です。
いわゆる「医療的ケア」とは、法律上に定義されている概念ではないが、一般的に学校や在宅等で日常的に行われている、たんの吸引・経管栄養・気管切開部 の衛生管理等の医行為を指します。
しかしながら、看護師が入浴介助やオムツ交換など手伝ってくれるように変わってきています。
助け合いが求められるようになりました。
医療的ケアが学べて専門性の高さから就職や転職に有利になるや手当の支給がある職場もあります。
runは、医療的ケアも勉強できて仕事の幅やスキルアップに
繋がったと感じました。興味を持ち学校に行き准看護師の資格取得しにいきました。
若い人材が少ない理由⑦さまざまな変化
理学療法士は、医師の指示のもと、理学療法を用いて、加齢から起こる身体機能の衰えがある方、病気や事故、怪我による身体障害のある方が、自立した日常生活を送れるように支援する医療専門職です。介護の現場で働いています。
理学療法士は看護師や夜勤あり介護士より給料が安い傾向にあります。
そのために、介護業界へ年収アップや出世意識が高いスタッフの中で介護の役職に就いた方がよいと考える人が増えました。
②看護師として働くには不安がある
③看護師の資格は持っていても、看護の仕事が自分には合わないと感じている
④親の介護を活かしたい
⑤手に職を付けたい
⑥定年退職後の再就職
理学療法士や作業療法士から介護士になるケースが
非常に増えてきました。介護業界にとっては非常に
助かっています。
若い人材が少ない理由⑧出産・産休
①女性若手スタッフがが出産や産休に入るケースが多い
②子どもが大きくなるまで家庭に専念する
③旦那の転勤で退職
男性スタッフは若手が多いのに、女性の若手スタッフに介護士が少ないのがその要因と考えられています。
しかしながら、若手男性スタッフは年々理学療法士からの異動や工場からの転職者が多く増えてきています。
出産や産休では介護の仕事に限らず妊娠中は産前6週前まで働くことが可能です。軽作業中心の配置にして対応しております。
②ファイルや記録整理
③研修の資料作成
④電話対応
⑤外国人や新人スタッフに介助方法や記録の書き方のレクチャー
⑥テプラを使った名前貼り作業
出産前でも研修の資料作成やファイル整理
外国人の方への記録の書き方のレクチャーなど
大活躍してもらっています。
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