介護士のネガティブイメージ8選の実態と魅力について介護業界12年在籍。現在は、訪問介護事業部で主任サービス責任者兼事務長補佐のrunが詳しく解説していきます。
私も大学で実習にいった時は、ネガティブなイメージを持っていました。実際に働いていくと魅力ややりがいに気づきました。皆さんも1度介護やってみませんか?
介護士のネガティブイメージが払拭できるように実際の体験をもとにポジティブイメージや今は介護業界は変わっていることを書いていきます。一緒に介護業界を良さを体験しませんか?
介護士ネガティブイメージ①給与水準が低く、仕事の大変さに見合っていない!
・給与水準が低いのは、大きな語弊があります。
その理由を6つ挙げていきます。
②介護福祉士を取得すると基本給のベース+資格手当で給料が上がる。
③会社によって異なりますが、早出遅出勤務や土日祝手当で給料アップ。
④夜勤勤務をすることで(1回4500円~8000円)で給料アップ。
⑤役職になり、役職手当やオンコール手当+みなし残業代で給料アップ。
⑥管理者や施設長になれば、インセンティブ(施設の稼働率や売上に応じて)がある。
パート社員の場合や研修期間中は、給料が低いのは事実です。
しかし、今紹介した6つの方法で給料は、劇的に変わります。自分の頑張り次第上がるのです。
それに、国から処遇改善が毎月3つの項目(処遇改善・特定処遇・ベース処遇)が今年の6月まであり、今は1本化されまとめてもらえます。確かに10年前は安かったですが、今は違います。年々よくなってきています。
・介護職員でも年収が400万以上もらっている人が増えてきています。
・runが施設長の時に平均して630万以上もらっていました。そう考えると安いとは当時の自分は感じなかったです。
その分、不規則なシフトや夜勤などで生活リズムの調整や管理者・施設長になるとオンコール対応や拘束時間が長くなり、人によっては仕事の大変さに見合ってないと感じる人もいるのも事実です。
給与水準が低いのは、もう昔の話にです。
業界平均水準以上になっています。
介護士ネガティブイメージ②精神的ストレスが高い
利用者様や家族様とのコミュニケーションが難しく、ストレスが溜まりやすいのは本当です。
・runが実際に対応したクレームを発表します。
・認知症の利用者様が食事を食べたのに食べていないと家族に電話し、「うちのお母さんが食事食べていないと言ってるんですが、この施設どうなっているんですか」と激怒されたことがあります。
<理由>やはり、その家族さんは利用者様の言葉を信じてしまい誤解を解くのに必死に説明しました。ちゃんと説明や対策を言うと理解してくれます。
・精神的な負担は、肉体的な負担とともに精神的な負担にもつながります。
理由を2つ挙げていきます。
①特に、利用者様とのコミュニケーションが難しい場合や、認知症の利用者様の介護では、介護士がフラストレーションもたまってしまう出来事に遭遇してしますこともあります。
②それで、強い口調になってしまったり、イライラしてしまったり、自己嫌悪に陥ってしまったりする職員がいます。1人で抱え込み相談できない職員もも少なくありません。
精神的なストレスが高いが言葉に表せないほど、
やりがいや魅力的な仕事です。
介護士のネガティブイメージ③社会的評価や地位が低い
社会的評価や地位が低く、専門性が十分に認識されていないのが本当です。
・介護士を「社会的地位が低い」、「まともな業界で雇ってもらえなかった連中の受け皿みたいな業界」だのと、友達に言われたことがあります。
それでも誇りをもって親身に対応しているからこそ、その言葉を言われても冷静な自分がいました。
・病院で働く介護士は、地位が低いです。その要因は、職種の名前が原因です。
なぜなら、病院では看護助手と呼ばれる人たちは、介護士なのです。看護師の助手扱いと言う地位が物語っています。
このように介護福祉士と言う国家資格に認定されているのに、専門性が十分に認識されていないのが悔しいです。
社会的評価や地位は低いですが、
皆さんで介護業界を盛り上げていきましょう。
介護士のネガティブイメージ④キャリアパスが不明確
・キャリアパスが不明確で、将来の展望が描きにくいのは大きな誤解です。
runの経歴と共に説明しています。
1年目 | 大学新卒で管理者候補として介護業界に入る。 |
2年目 | デイサービス介護リーダー |
2年3ヶ月 | デイサービス生活相談員 |
2年8ヶ月 | 既存施設のデイサービス管理者 |
3年4ヶ月 | 既存施設のデイサービスと有料老人ホームの施設長 |
4年5ヶ月 | 新規オープンの施設長 |
6年目 | 本部配属エリアマネージャー |
・皆さんどうでしょうか?キャリアパスは描きやすいと思いませんか。介護業界は仕事の頑張り次第で能力に応じてポストを用意してくれます。
・言い訳せずに自分と向き合ってスキルやマネジメント力を磨いて下さい。その感張りが自分の糧になります。
・runは、現場を選びましたが、CM(ケアマネ)で相談業務をしたり、福祉用具販売員になり営業職としての道や、本部で総務や経理に配属した同期達を知っています。
このように色々なキャリアパスがあります。
自分の考え方次第では、キャリアパスは介護現場だけではなく相談業務・営業・管理・経営・講師・フリーランスどの職務にも到達するためにスキルや筋道があります。
介護士のネガティブイメージ⑤介護事故のリスクが高い
介護事故のリスクが高く、常に緊張感を強いられる。
・なぜ、そうようなことが起こるか主に2つ挙げて説明します。
介護事故のリスクを常に感じながら、よりよい援助方法を考えて介助にあたっています。
介護事故予防で、機械や福祉用具の導入や
積極的に外国人やシルバー人材を採用しています。
介護士のネガティブイメージ⑥腰痛などの健康問題
身体的接触を伴う仕事のため、腰痛などの健康問題が発生しやすいのです。
腰痛とは、背中側の肋骨の下からお尻までの腰まわりの痛みや炎症をいいます。痛みの度合いや範囲は個人差があり、激しい痛みが続く、背骨やお尻も痛みを伴うなど様々です。
①前かがみや中腰 ②腰の捻り・腰をひねる ③無理な姿勢 ④長時間同じ体勢 ⑤持ち上げ
・その為に、腰痛防止で便利な福祉用具も誕生してきました。
→リフト(機械で持ち上げる)やスライディングボードを使った介護移乗で腰の負担を軽減する。
→PT(理学療法士)による体の使い方や指導を受ける。
・セルフケアの必要性
3つ挙げています。
①骨盤ベルトやコルセットを巻く
②入浴はじっくり体を温めることで、腰痛が軽減やリラックス効果もありストレス発散
③マッサージを受ける
介護士を応援する体制ができています。
腰痛防止のためにコルセットの支給や無料で整体やマッサージを
受けれる企業が増えてきています。
介護士のネガティブイメージ⑦感染症のリスク
感染症のリスクが高く、特に新型コロナウイルス流行下では不安が大きい。
・感染症の多くは、感染している人のくしゃみや咳から周囲に広がっていきます。新型コロナウイルス感染症の場合も、感染者のくしゃみや咳、会話などによって出る飛沫(水分を含む粒子)を吸い込むことで感染します。
・飛沫が付いた手で口や鼻、目などに触れ、体内にウイルスが入り込んで感染することもあります。また、非常に人が多く、換気が悪いところなど、微小飛沫の密度が高い場所でも感染する可能性があるので十分に気を付けています。
感染症リスクでは、しっかりした対策マニュアルがあります。1例を3つ紹介します。
①排泄介助や入浴介助の時は、必ずグローグをする。
②介助終了後は石鹸で手を洗う。
③血液には、絶対に素手で触らない。
・コロナ対策は、介護業界だけではなく全体に言えることといえます。特に介護業界は行政から指導を受け、日々対策しています。看護師からも指示受けて対策しています。
・今現在もマクスや効果的な換気や手洗いなどの手指衛生を行っています。
・コロナ全盛期では、面会禁止や食堂では、利用者様の対面禁止やアクリル板で仕切ったりしています。訪室する時は、ガウンやフェスシールドを着用しています。
・現在の介護施設では、クラスター防止対策は継続しつつ、時間制限はありますが、面会が可能になっていています。
感染症対策は、会社で研修や看護師の講習で
しっかりしたマニュアルがあるから安心です。
介護士のネガティブイメージ⑧人間関係の悪化の問題
介護施設では、忙しい業務の合間にコミュニケーションが不足しがちで、ストレスが溜まりやすい環境です。このため、介護士同士の意見の食い違いや、上下関係の厳しさが問題となり、職場の人間関係が悪化することがあります。
・それを防ぐためにrunは対策を行いました。
だから、runは働きやすくするために2つの行動を起こしました。そうすると離職率が減り、飲み会など開催されこの職場が楽しい・やりやすいと言ってくれる職員が増えました。
また、上司や役職者と距離感が近くなったので、相談しやすいと言ってくれるようになり、新人さんなどのモチベーションが上がりました。
人間関係の悪化対策は会社全体で話し合い
日々向き合って退職率を減らす努力をしています。
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